せといさむブログ

岡山県北に住む会社員の日記です。

津山民芸社さんで作州牛を買う

2022年は寅年。出会いは突然訪れました。

30才を過ぎ、民芸的な物に面白さと美しさを感じる今日この頃。張り子の虎のような民芸的な干支グッズを欲していたところ、職場にいつも無造作に置かれている津山の広報誌の表紙に竹細工の寅の置物が無数に並んでいるではありませんか。google検索ではなく、アナログな情報ツールでの出会い。広報誌恐るべし。というわけで津山市中心部にある津山民芸社さんに行ってきました。

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津山民芸社さんでは竹を使った干支のおもちゃの他にも、動物をモチーフにした笛等の各種おもちゃが並べられていました。事前の想像より種類が多く、しかも実際に遊びで使える物という印象です(おもちゃなんで当たり前ですが)

それぞれのおもちゃ達は素朴で愛らしい姿をしており、しかも細かな部分にまで手が込んでいて思わず見とれてしまいます。また他のお客さんがいない時間だった事もあり、お店の方も一つ一つの品物を丁寧に説明してくださいました。広報誌にも載っていた干支の寅の製作作業を見せていただくという幸運も。ちょっとした民芸の美術館と言っても過言ではないでしょう。説明を聞きながら店内を見ていると非常に気になる物が…

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ゆらゆらと頭をゆらす作州牛のおもちゃ。顔めっちゃかわいいし、黒と赤の色合いも良きです。

B級グルメのホルモンうどんに代表されるよう、津山は昔から牛と関係が深い地域です。津山ホルモンうどん研究会のHPにこのような記載もありました。

歴史を紐解けば705年、津山で牛馬の市が開かれたとの記録が残っており、津山地域は古くから牛馬の流通拠点であった。また肉食が禁止されていた明治以前でも、津山は滋賀県彦根市と並んで、全国でもまれな「養生喰い」の本場であったようである。「養生喰い」とは、字の如く「健康の為に食べる」、「薬として食べる」という意味で。明治12年に当時の陸軍がまとめた全国主要物産には、東南条郡川崎村(現在の津山市川崎)の牛肉として掲載されており、津山の牛肉は全国的に有名であったようである。その証拠に、開国後外国人が多く日本に入ってくる中で、神戸に慰留した外国人は津山の養生喰いのおかげで牛肉の入手に苦労しなかったと言われているほどである。                   (参考 岡山畜産史、津山朝日新聞

そんな訳で干支の寅を探しに行ったものの、ひとめぼれした作州牛を買って帰ることになりました。出会いは突然。今年は多くの出会いに期待したいと思います。

 

津山民芸社

岡山県津山市田町23

電話 0868-22-4961

津山の夏2021

9月に入り朝晩はだいぶ涼しくなりました。稲刈りも始まり秋の気配を感じます。

季節の移ろいを感じつつ、今年の夏を振り返ります。

8月以降は岡山県にも緊急事態宣言が出たので、遠出をするでもなく家庭菜園のししとうの収穫に明け暮れる毎日。今年の春から始めた家庭菜園。こんなに採れるのかししとう。エンドレスししとう。ありがとうししとう

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中国山地の盆地の津山。その中でも田園地帯にある今の家。昨年秋から引っ越して迎える初めての夏。真夏と言えども朝晩は比較的過ごしやすかったりするので、エアコンの購入をためらい扇風機3台体制で過ごす。(昼間はだいぶ暑い)

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 暑さが我慢できなくなったら、涼を求めて車で1時間かからない西の軽井沢・蒜山へ。ハービルのラベンダーソフトと山から吹き下ろす風はとてもは爽やか。とうもろこしもりもり。

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今年の夏は長雨があったり、コロナの影響で夏祭りが中止になったり、残念なところもあったけどそれなりに夏満喫。自然に囲まれてるだけあって五感で感じることができた津山の夏2021。